こんにちは。Fukaです。
ご無沙汰しているうちに、季節はすっかり秋になってしまいました。
気を取り直して……
昨今は都会を中心に核家族化が進み、
サザエさん一家やちびまるこちゃん一家のような
三世代同居の家庭はどんどんと減っていますよね。
大人数でワイワイガヤガヤの生活って楽しいそうだなあと思いつつ、
でもやっぱり配偶者の親との同居はちょっと…とか、
自分の親だとケンカばかりしてしまいそうだし…とか、
億劫に思ってしまう自分がいたりして。
なんだかつまらんオトナになったなあと、私なんかは自分にゲンナリしまうのです。
そんな現代っ子ママ(?)を癒してくれるのが、『東京バンドワゴン』。
大家族への“憧れ”の部分をファンタジックに描いた温かい作品です。
ドラマ化されたので、ご覧になった方もいるかもしれません。
(私はテレビ事情に疎いので見たことないのですが…)
東京のとある下町に明治時代から続く古本屋「東京バンドワゴン」。
お話は、そこに暮らす堀田家の個性豊かな面々を中心に展開します。
堀田家は、古本屋店主の勘一(79)から曾孫の花陽(12)・研人(10)まで、
三世代ならぬ四世代の大家族。
伝説のロック歌手、画家で未婚の母、元大学講師のフリーライター、
プレイボーイの旅行添乗員…と、ちょっとワケありな家族が集まれば、
良いこと悪いこと、大小さまざまなハプニングが勃発するわけで…。
そんな堀田家の家訓のひとつは、
「文化文明に関する些事諸問題なら、如何なることでも万事解決」。
下町のご近所さんも巻き込んで、次々と起こる事件を解決していきます。
笑いあり涙あり、ときに胸キュンもあり。
でも、最後にはいつも、家族っていいな、
人とつながるっていいなと思えるストーリーばかり。
現在までにシリーズ9冊が刊行されているのですが、
次第に堀田家の謎が解き明かされていくこともあり、ついついハマってしまいます。
来春にはなんと第10弾が発表される予定だとか。楽しみです!
読書の秋、『東京バンドワゴン』の世界に、私もまた浸ってみようかな。