2013年12月29日日曜日

「ハリネズミと金貨」

いよいよ年末ですね。ちょっと小さい子向けではないけれど…、この時期になると思いだす絵本が「ハリネズミと金貨」(作:ウラジミール・オルロフ,訳:田中 潔,出版社:偕成社)です。

ハリネズミのおじいさんが金貨を拾います。冬ごもりの支度に必要なものを買おうと出かけますが、必要なものはみんな仲間が分けてくれます。結局金貨を使うことなく必要なものがすべてそろったおじいさんは、自分よりもっとこの金貨が必要な人がいるかもしれないとその金貨を元あった場所に戻して家に帰るというお話です。

ロシアの絵本なのですが、ロシアには「100ルーブルより100人の友をもて」ということわざがあり、助け合うことが国民性としてあるそうです。柔らかいタッチの絵の中に、分けあう優しさや思いあう優しさが当たり前に描かれ、読むとあたたかい気持ちになれます。こんなほっこりした気持ちで年末を過ごせたら素敵だな…という1冊です。良いお年を

                        (小学校高学年くらいにむく絵本)

2013年12月20日金曜日

音楽のチカラ

はじめまして。
mamanomadでプロママブログを書かせていただくことになりました、Mizukiです。

私からは、「親子で楽しめる音楽」をテーマに、世界中の音楽を紹介させていただきます。

こどもと一緒に笑顔になれたり、リラックスできたり、音楽には色んなパワーがあり、ママにもお子さんにも良いことがたくさん!

これから、さまざまなジャンルの音楽を紹介していきますので、ご興味があれば聴いていただけたらうれしいです!


さて、クリスマス間近の今回は、こちらをご紹介します!

KIDS BOSSA HAPPY CHRISTMAS
キッズボッサ ハッピークリスマス
1. Santa Claus Is Coming To Town
2. Jingle Bells
3. Wonderful Christmastime
4. Rudolph The Red-Nosed Reindeer
5. Silent Night
6. I Saw Mommy Kissing Santa Claus
7. All I Want For Christmas Is You
8. White Christmas

"ジングルベル"や"Santa Claus Is Coming To Town"など、みんながよく知っているクリスマスソングを、ボサノヴァでアレンジしています。

クリスマスソングのCDは、本当にたくさんの種類がありますが、これはその中でもお気に入り。

おすすめのポイントは、何といってもブラジルの女の子、マンヌちゃんのキュートな歌声!
一生懸命歌っている感じが、とても可愛いです。

さらに、演奏や録音は本場ブラジル、ボサノヴァの精鋭たちが担当し、決して子供騙しではないところも素敵。

ちなみに、Santa Claus Is Coming To Townは、YouTubeでPVが見られます。

わたし自身、こどもの頃、クリスマスソングを聴きながら、サンタさんが来るのを待ちわびた思い出があります。
そんな子どもならではのワクワク感を盛り上げてくれるのにも、ぴったりな1枚です!

2013年12月14日土曜日

Vol.1『とりつくしま』東 直子

前に好きな本を読んだのはいつですか?
そういえば子どもが産まれてから、読んでないなあって方、
けっこう多いのではないでしょうか。

だって、一人でゆっくりできる時間なんて、ないですもんね…。
家で読んでたら、子どもが近づいてきて、本を奪いますもんね…。

そんなママたちと、日常からふわっと浮いた時間を共有したくて、
超個人的観点からではありますが、
少しずつ、おすすめの本を紹介していこうと思います。


初回にご紹介するのは、東直子さんの『とりつくしま』。




「誰か」が「何か」にとりつくお話なのですが、
それを言ってしまうとネタばらしのようになってしまうので、
ここではあえて伏せておきますね。

短編集のように綴られているので、
細切れにしか時間がとれないママにもおすすめです。
子どもがパパとお風呂に入っている間に一篇…なんてこともできちゃいます。

この本の魅力は、この世界を愛おしむ気持ちが持てること。
なんて言うと、大げさかもしれませんが、
一篇読むごとに、身のまわりの「もの」にふと目がいきます。
そして、少し悲しいけど、優しい気持ちになれることと思います。

子育てに疲れて、ため息が出てしまったとき、
大切な家族とついケンカをしてしまったとき、
開いてみてほしい一冊です。

あなたの「誰か」も、「何か」にとりついているかもしれませんよ。


楽しい読書アドバイザー・Fuka




2013年12月12日木曜日

図書館のすすめ☆


絵本の読み聞かせを子どもにしたいなぁ…と思っていても絵本ってなかなか高価ですよね。安いものでも1冊800円とか…しかも、最近の本屋さんは袋をかぶっていて中を見ることができないことが多いし、親がいいと思っても子どもが気に入るかわからないし…なかなか自分で買うとなると本には手が伸びないものです。

そこでお勧めなのが図書館です。でも、走り回る子どもを連れて静かな図書館に行くのはちょっと…という方も多いかもしれませんね。

 初めにカードを作る手続きをしてしまえば、ほとんどの図書館はネット予約ができます。カウンターにまとめておいてもらえるので、我が家のように〝広い所は走るところ!”と思っているわんぱく坊主がいてもほしい本を借りられます。1人だいたい6冊くらい借りられるので、子どものカードも作っておけば12冊。あたりはずれを気にせずに片っぱしから借りて好きな本探しができます。しかもネットで延長できる図書館も多いので、最長で4週間くらい図書館に行かずに借りておくことができます。(地域によって異なりますが…)

 我が家では12冊どど~んと借りて4週間、だらだら読んで、気に入った本は1度返してその場でまた借りて…図書館は我が家の本棚!と思って大活用させてもらっています。そしてどうしても気に入った本だけ購入。しかも古本で(笑)年齢と共に本の好みは変わるのでこれで十分です。月に何度かお話会をしている図書館も多いので、その時にまとめて借りて、次のお話会で返すのもいいですね。

2歳の息子は、本棚の前に行き、「あ~○○は返しちゃったのか~。ま、また借りてこようね。」と私の口真似。もういいのかな…と思って返すと急に読みたくなることがあるようで…リクエストされたら次回の予約に追加しています(笑)

小学校や保育園、公民館で絵本の貸出しをしている所も多いし、図書館によっては扉のしまる絵本コーナーがあって、中で子どもが声を出しても平気なスペースを確保しているところもあるので、是非、無理なく借りられる行きつけ図書館を探してみてくださいね。

 

今回ご紹介するのは、図書館で見つけた我が家お気に入りの1冊。「うずらちゃんのかくれんぼ」(きもと ももこ作 福音館書店)です。

 

うずらちゃんがひよこちゃんとかくれんぼを始めます。もういいかい、ま~だだよ、もういいかい、もういいよ。どこにいるか見つけられるかな。

 この絵本の素敵な所は色の鮮やかさと見つける楽しさ。なんだか自分もかくれんぼに参加している気分になります。息子はこの絵本で、じゃんけんとかくれんぼを知りました。

夢中で遊んでいると途中で雨が降ってきて二人は悲しくなります。その横できちんとタンポポもしぼんでいます。雨がやむとタンポポもまた元気に。このページ、息子は必ず「お花、元気になったね~。よかったね~。」と言ってくれます。遊び疲れてかえるうずらちゃんとひよこちゃんにきのこのかげからカエルが手を振っています。そんなストーリー以外の所にも発見があるのもこの本の楽しいところです。

子どもをおひざに乗せて、一緒に楽しんでみてくださいね。

2013年12月8日日曜日

ダンボールハウスの作り方

こんにちは。
mamanomadプロママの兵庫わかです。

Amazonから荷物が届き...ダンボールの空き箱を見た息子が
すかさずダンボール箱の中に入って遊びだす...という、我が家のいつもの光景。

私も子どものころ、よくダンボール箱の中に入って遊びましたが(笑)
子どもってダンボール箱が大好きですよね☆

でも、リビングにダンボールの空き箱をずっと放置しているのもなんだなぁ〜と。


さて、今回は、ただのダンボール箱に一工夫加えるだけて、ダンボール箱がゴミではなくなる!?
とっても簡単なダンボールハウスの作り方です。



【用意するもの】
・子どもが入れるサイズのダンボール箱(みかん箱タイプ) 1つ
・適当なサイズのダンボール箱(パーツ作り用)
・ガムテーム
・はさみ
・絵の具とハケ(ペイントせずにマスキングテープや色紙で装飾してもOK)


〜あそびのレシピ〜

(1) 子どもが入れるサイズのみかん箱タイプのダンボール箱を用意し、
ダンボールハウスの屋根を取り付ける側のフタを三角にカットします。



(2) ダンボールハウスの床面になる側のフタを切り離し、(1)でカットした三角と同じサイズの三角形になるようにカットします。



(3) (2)でカットした三角形を、下図のようにガムテープで貼付けます。



(4) ダンボールハウスの扉になるフタの中央に切り込みを入れます。



(5) 屋根をガムテープで貼付けます。



(5) 扉の取手を丸くカットしてガムテープで貼付けます。



(6) 子どもと一緒に屋根と取手をペイントします。


メモ:屋根や取手を取り付ける前に絵の具でペイントしてもOK!
ペイントせずに、マスキングテープや色紙を使ってデコレーションしてもカワイイと思いますよ。


(7) 完成〜!


2013年12月5日木曜日

絵本の世界 ~エリックカール~



大人は絵本の字を読みますが、子どもは絵本の絵を読みます。もし、片言しか理解できず、字は全く読めない言語の説明書を読まなくてはいけなくなったら、必死で絵を観察してなんとなく書いてあることを読み取ろうとしますね。それと同じでちいさな子どもたちは私たちが読む声を聞きながら、絵本の隅々まで絵を読んでいるのだそうです。

だから大人が注目している主人公の動きだけではなく、隅っこに描かれている花や虫などにも気がついて、「ここに○○がいるよ。」と本の内容と違うことを言ったりします。そこで、絵本を選ぶときは、色が鮮やかだったり、細部まで詳細に描かれていたりする絵本を選んであげるとよいそうです。
 

「はらぺこあおむし」が有名な、エリックカールの作品は絵本の絵を読んでいる子どもたちの心を鷲づかみ。しかも、ストーリー以外に数字や色、曜日などなどを自然と学べるようになっている作品が多くて1冊で何度かおいしいです。

家の息子は、6カ月ぐらいから「はらぺこあおむし」の表紙の裏に描かれたカラフルな丸に心を奪われ、2歳の今は大好きな果物やアイスクリームのページが大好きです。楽しいストーリーに夢中になっているうちにあおむしがどんなふうに成長していくのかも学べてしまうので、散歩であおむしを見つけると「あおむしはちょうちょになるんだよね。」と言うようになりました…。


「くまさんくまさんなにみてるの?」は
 
くまさんくまさんちゃいろいくまさんなにみているの? 赤いとりをみているの。 とりさんとりさん赤いとりさんなにみているの?きいろいとりをみているの…
 
と見ているものがつながっていき動物たちの種類と色がおぼえられます。


「できるよできる ~あたまからつまさきまで~」は色々な動物が出てきて、
 
あたまをくるっとまわせるよ、きみはできる?かたをあげさげできるよ、きみはできる?
 
と聞いてくれます。体の部位の呼び方や動物たちの名前を子どもと一緒に体を動かしなが楽しく覚えられます。



仕掛けのすごさもエリックカールの本のすごいところ!!「おとうさんはタツノオトシゴ」は透明フィルムでできた楽しい仕掛けをめくりながら、たくさんの魚を探すことができますし、お父さんが娘のモニカのためにお月さまをとってあげる「パパ、お月さまとって」は本からあふれ出す仕掛けに感動します。我が家では、この本が大好きな息子に時々、「お母さん、お月さまとって。」とせがまれます。「届かない…。」と言うと、「はしごをもってきたらいいよ。」と…。

色鮮やかなコラージュで描かれたエリックカールの作品は、生活とリンクする素敵な本がいっぱいなのでお勧めです。

 

2013年12月2日月曜日

どんぐりマラカスの作り方

こんにちは。
ワークショップ「アートであそぼう!」の講師をつとめる兵庫わかです。

お散歩の時に拾い集めたドングリたちが我が家にはごろごろと沢山あります。


どんぐり工作などが、まだ難しい息子のどんぐり遊びといったら、

・箱に詰めては出す

・手のひらいっぱいにすくっては、ざざざざざぁーと落とす

・お気に入りのトラクターの荷台に、山盛りいっぱいどんぐりを摘んで走らせる

・おままごとのポットやコップにどんぐりを入れたり、お皿にのせたり...

とまぁ、それだけで十分楽しんでいるわけなのですが、

何か一緒に作れるものないかなーということで、今回はどんぐりマラカスを作ってみました。




〜あそびのレシピ〜

(1) どんぐりを拾ってきましょう。

<マメ知識>
ひとくちに「どんぐり」と言っても大きさや形は様々!色々な種類があります。
「どんぐり」とは、ブナ科の木の実を総称したものなのです。
我が家の周りでは、コナラやクヌギ、マテバシイなどが採取できます。
子どもと一緒に「何種類のどんぐりを拾えるかな?」といって探してみるのも楽しいと思いますよ。


(2) 拾ってきたどんぐりを洗い水気を拭いて冷凍します。

※どんぐりがまだ小さくて青いうちに、ゾウムシが卵を産みつけているため、長期保存していると
中からゾウムシの幼虫が出てきます。虫が出てこないようにするには一度茹でるか冷凍しておきましょう。


(3)こどもと一緒にどんぐりをペットボトルに入れましょう。

☆どんぐりを掴んでペットボトルに入れる作業は小さい子どもの指先の発達にも良いですよ。
☆まだ、お口に物を入れてしまうお子さんは、どんぐりの誤飲に十分注意してください!!

※今回は、明治プロビオヨーグルトLG21のドリンクタイプのペットボトルを使ってます。


(4)子どもが、どんぐりを入れ終わったら、ペットボトルの口にボンドをつけてフタをします。


(5)マスキングテープやシールでデコレーションしたらできあがり!
※1才後半くらいから、シールを貼ったりできるようになるので、小さいお子さんの場合はシールでのデコレーションがオススメです。

2013年12月1日日曜日

絵本の世界


絵本は子どもとお母さん、両方を笑顔にしてくれる素敵なアイテムですね。一緒に本を読む時間は子どもにとっては、何にも邪魔されずにお母さんを独り占めできる特別な時間でもあります❤おひざで本を読ませてくれる期間はほんのわずか…。その間に一緒にたくさんの本と出合いたいですね。

子どもと絵本を楽しみたい…。でもどんな本を読んだらいいかわからない…という方に、私と息子のお気に入り絵本を紹介します。

♪おててがでたよ♪  福音館書店  林 明子 作絵




初めて赤ちゃんに読んであげるのにぴったりの本です。大きなシャツのなかにすっぽり入った赤ちゃん…、

あれ あれ あれ なんにもみえない…おててはどこかな? あたまはどこかな?

次々に出てくるおてて、あたま、かお。あんよはなかなか出てこずうんうん…。子どもと一緒に遊びながら読める1冊です。

どこがでたかな?とあてっこしたり、着替えの時間にまねっこしたり…一緒に読んでいると日々の生活も楽しくなりますよ♪